PRO/1000 PT Dual Port Network Adaptor + Windows10 でチーミング
旧世代の Intel Gigabit Ethernet Adapter シリーズは安価で入手できますし、性能にも申し分ありません。そのため、イーサネットポートを手軽に増やしたい場合にはコストパフォーマンスが非常に高い選択肢です。
しかしながら、Windows10ではWindows付属のドライバでしか使えず、チーミングのような付加機能を提供するAdvanced Network Service機能は使えなくなっています。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000025890/network-and-i-o/ethernet-products.html
この記事では、以下のような旧世代のアダプタでAdvanced Network Service機能(ANS)を有効化する方法を紹介します。
PS c:\> New-IntelNetTeam
コマンド パイプライン位置 1 のコマンドレット New-IntelNetTeam
次のパラメーターに値を指定してください:
TeamMemberNames[0]: Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Network Connection
TeamMemberNames[1]: Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Network Connection #2
TeamMemberNames[2]:
TeamMode: StaticLinkAggregation
TeamName: Team
これでチーミング設定が出来ました。Team という名前の NIC が追加されているので、そこに IP アドレス等の設定を必要に応じて行って下さい。
StaticLinkAggregation では無い場合は必要に応じてスイッチの設定に合わせて設定を変更します。
唯一この価格帯でリンクアグリゲーションに対応しているスイッチです。(静的リンクアグリゲーションのみ)
しかしながら、Windows10ではWindows付属のドライバでしか使えず、チーミングのような付加機能を提供するAdvanced Network Service機能は使えなくなっています。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000025890/network-and-i-o/ethernet-products.html
この記事では、以下のような旧世代のアダプタでAdvanced Network Service機能(ANS)を有効化する方法を紹介します。
- Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter
- Intel(R) PRO/1000 PF Dual Port Server Adapter
- Intel(R) PRO/1000 PT Quad Port Server Adapter
- Intel(R) 82566MM Gigabit Network Connection
- Intel(R) 82566DM Gigabit Network Connection
- Intel(R) 82566DC Gigabit Network Connection
- Intel(R) 82566MC Gigabit Network Connection
HP 製ドライバのインストール
から cp018229.exe をダウンロードしてインストールします。
このドライバは HP から OEM 販売されている Intel 製 NIC のドライバで、Windows Server 2012に対応したものです。
このドライバの バージョンは 9.15.17.0 になっており、Windows10に付属する 9.13.41.3 よりも新しいバージョンになっています。また e1express という Intel ドライバ特有のサービスも有効化されます。
PROSet ドライバのインストール
から Intel 公式のドライバをインストールします。このパッケージに入っているドライバは最近の世代の物しか Windows10に対応していないため、上記のアダプタの場合はドライバ自体がインストールされませんがチーミングに必要なAdvanced Network Serviceが正常にインストールされます。
チーミングの設定
本来はデバイスマネージャのタブから GUI でチーミング設定を行えますが、今回の方法では設定画面はインストールされないためコマンドラインにて設定作業を行います。
設定はPowerShellを使います。
PS c:\> Import-Module -Name "C:\Program Files\Intel\Wired Networking\IntelNetCmdlets"
PS c:\> New-IntelNetTeam
コマンド パイプライン位置 1 のコマンドレット New-IntelNetTeam
次のパラメーターに値を指定してください:
TeamMemberNames[0]: Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Network Connection
TeamMemberNames[1]: Intel(R) PRO/1000 PT Dual Port Network Connection #2
TeamMemberNames[2]:
TeamMode: StaticLinkAggregation
TeamName: Team
これでチーミング設定が出来ました。Team という名前の NIC が追加されているので、そこに IP アドレス等の設定を必要に応じて行って下さい。
StaticLinkAggregation では無い場合は必要に応じてスイッチの設定に合わせて設定を変更します。
オススメ機材
この手法が生きてくる NIC はヤフオクやメルカリだともっと安価に入手できる可能性があります。唯一この価格帯でリンクアグリゲーションに対応しているスイッチです。(静的リンクアグリゲーションのみ)
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